『私にも手作り出来るかな?』と、ちょっぴり不安。だけど、見たことの無いビーズを見つける度にワクワクしながらお店で材料を選ぶ。
きっと、はじめは誰もがこんな感じ。
『ビーズって、ちょっと楽しいな』と、思ってくれた”あなた”のために、もっと楽しくなる「ワークトレイ」の作り方をご紹介します。
1. ワンコインで揃う「材料」
2. 3分でできる「作り方」
3. 「ビーズステッチ」での使い方
4. 「ビーズ織り」での使い方
5. この「ワークトレイ」がスゴイ 5 つの理由
・100均トレイ:ダイソー 108円(税込)
・ビーズマット:ビーズファクトリーオンラインショップ 345円(税込)
以上の2つです。
1つ分の材料が、消費税を入れても500円以下で収まりました。お財布に優しくて良いですね。
必ず写真タイプのトレイをご用意ください。
近所のダイソー では、和の食器コーナー近辺にありましたよ。
マットと ツヤ有りの2種類がありましたが、サイズは同じですので どちらでもOKです。
なぜ、このトレイでなければならないのかは、後ほどお話ししますね。
当店のスタッフもビーズ教室の先生も お気に入りの「ビーズマット」。
300円そこそこでありながら、ものすごく良い仕事をするんです。これも後ほど詳しくお話ししますね。
1枚/345円(税込)
トレイの内寸を測ります。このトレイは、25cmと15.5cmでした。個体差があるかもしれませんので、購入された実物を採寸してくださいね。 中央のシールは、簡単にはがせるので、事前に取り除きます。
測ったサイズで「ビーズマット」に線を 書きます。
裁ちバサミや、よく切れるハサミでカットします。「ビーズマット」には伸縮性がありますので、まっすぐに気を付けながらカットします。
トレイにセッティングしてみましょう。 これでひとまず完成。
大きければ少しずつカットしてジャストサイズに調整しましょう。
もともと和風のお盆でしたが、シンプルなワークトレイになりました。ビーズワークがよりクリエイティブなものになりそうですね。
「ビーズマット」1つで、ワークトレイが 2つ分作れます。トレイは108円(税込)ですので、ぜひ、2枚お作り下さいね。
複数あると便利なのもこの「ワークトレイ」の特徴です。
「ビーズマット」の角を きっちり 合わせ、余分を谷折りします。折った部分に、 ”ものさし”などの平たくて堅いものをすべらせます。 ずれないように気をつけながら、線の ”くせ”を付けます。”くせ”がいるうちに、ハサミでカットします。すると、採寸も目印の線も必要ありません。お裁縫用の「ヘラ」 でもOKです。
ワークトレイに、小盛りにしたMIYUKIデリカビーズが可愛いですね。マステや付箋で色番号を添えると、似た色がある時に便利です。
また、たくさんの“色”を扱う「ビーズステッチ」では、途中でビーズを混ぜたくないですね。
ワークトレイに マス目の線を書いていてみましょう。そのマスに“ビーズを納めたくなる”気持ちが無意識に働いて混ざりにくくなります。お好みの数で区分けしてくださいね。油性マジックで直接書き込むほか、ミシンで線を引いてもいいですよ。
「ビーズ織り」専用「ワークトレイ」にするには、マス目の線とABC~の記号を書きましょう。
勘の良い方はもうお気づきですね?
そうです。デリカビーズ織りの「目数表」には、ビーズの色の代わりにABC~ の記号が使われます。
「目数表」と「ビーズマット」の、ABC~ を合わせてビーズを拾えば良いだけの簡単作業になりますよ。
「ビーズ織り」 には、便利な ABCを書き加えましょう。
「ビーズマット」は、表も裏も同じように使えます。表は”無地”で裏は”マス目”など、スタイルに合ったワークトレイをお作り下さいね。
便利なのは解るけど、フェルトでいいんじゃないの?トレイだけでいいんじゃないの?と、お思いの方もまだいらっしゃる事でしょう。
この「ワークトレイ」
の凄さをシンプルに5つ解説しましたので、ご覧下さいね。
この差をご覧下さい。厚みも違いますが、 圧縮されたフェルトとは違い、毛足の長さがすごいでしょう? 裏も表もふわっふわっですよ。 まるで、ベルベット貼り合わせたように裏も表もふわふわの毛足です。
ご覧の通り、フェルトと比べて転がりません。細かな毛のふわっふわっにより、ほどよくビーズが浮いた状態でありながら、優しくしっかりキャッチしてくれています。
繊維1本1本の立毛が集合した表面は、ひっかかりがなくストレスフリーです。
針やテグスで、ビーズの山から一粒「ちょいちょい」っと転がせば、スムーズに通し拾い上げることが出来ます。
小さなビーズを1粒、指先でつまんで穴を探す必要はありません。
ちょっと席を外すとき、サッと「ビーズマット」に針を立てておくことができます。針が行方不明にならず安心ですね。
軽い力でおさえるだけで、傾斜が出来る。「三角トレイ」や「ビーズスコップ」で手際よく片付けやすいソフトなクッションです。
ビーズマットの転がらなさは 理由1で説明した通りです。「ダイソーさんのトレイ」に入れると、ビーズの散乱にさらに強くなります。
「うっかり、ぶつかってしまった!」そんな、勢いがありすぎる転がり方をした時には、フチがしっかりストッパーの役目をします。
しばらく手を乗せたままデザインしても、邪魔にならない高さです。うっかり力を込めてしまっても、ひっくり返りません。
無駄なところに神経を使わず、デザイン作りに集中できます。
トレイを重ねて収納できます。『今日はここまで』と瞬時にお片付けが出来ます。
作業途中のまま重ねてコンパクトに収納できます。サッと取り出して続きから始められます。
上手くデザインできない時は、そのままでスタッキングしておけばOKです。ひらめいたら、サッとデザイン作りに入れますよ。
マステや付箋で、サイドにメモを貼り付ければ もっと便利になります。
前もって使う予定や日付を書いておけば、気持ちもゆっくり使えるデザインタイムが持てそうですね。
買ったビーズを並べておくだけでも、インスピレーションが湧いてきそうです。『そういえば、あのビーズどこいったかな?』と探す時間もなくなります。
この「ワークトレイ」を使って、出したり仕舞ったりの手間を無くしましょう。
実はこれ、当店 スタッフのはなちゃんが日々愛用している「ワークトレイ」なんです。時には1点入魂、時には複数を同時進行。彼女はとてもストイック な作品作りをします。そんな、彼女の仕事のなかで生まれた「ワークトレイ」です。
毎日毎日 使うと、 やはり数年でマットはバラバラにほぐれてくるようです。 そこまで使ってもらえれば「ビーズマット」もきっと本望でしょう。
彼女は、ビーズマットを朽ちる度に取り替えて、 何年もこの「ワークトレイ」を愛用しています。
ご自宅にも同じ物があるそうですよ。 彼女のビーズライフには、欠かすことの出来ない大切な道具の一つです。
今回ご紹介した「ワークトレイ」は、材料も揃えやすく簡単に手作りできます。
手作りの道具は、自然と大事に使います。数を増やしたり、もっと便利にカスタマイズしたり、使い込んだだけ思い出が増えますね。あなたのビーズライフを長い間、支えてくれる ことでしょう。
「ワークトレイ」で叶う 、ストレスフリーのビーズワークをお楽しみくださいね。
※価格の税込表示は2017年8月現在のものです。