雫を長くした形のロングドロップビーズ。シンプルな形状でありながらも、モチーフのアクセントや交差編みなどでボリューム感が楽しめるビーズです。テグスで丸くつなぐだけで人気のモチーフが簡単に作れます。丸ビーズやドロップビーズなど他の形状のビーズとも相性がよく、ユニークな作品作りが楽しめます。
スリムなシルエットの雫型ビーズです。穴のある側は少し細くなってスッキリしたデザインが特徴的。
穴が端にあるので、交差編みやビーズステッチといった技法で編むと立体的でユニークな作品作りを楽しむことができます。
製造元の株式会社MIYUKIに、ロングドロップビーズの魅力について聞いてみました。
ロングドロップビーズがデビューしたのは、2013年。MIYUKIが2010年に発売した2つ穴で平らなビーズ『TILA(ティラ)ビーズ』を皮切りにマルチホールビーズが大ブームとなり、当時は世界中のビーズメーカーが工夫を凝らして多穴ビーズや変形ビーズなどのユニークな新製品を次々に発売していました。
そんな中、基本に立ち戻り、シードビーズのよさを表現しながらも少し変わったテイストのビーズができないかと考えて作ったのがロングドロップビーズです。
少しスリムな形状のロングドロップビーズはステッチ愛好家にも工夫次第で様々な広がりを見せてくれるのでは?という思いで誕生しました。
名前の通り、雫が少し長くなったような形のロングドロップビーズは、お米の形に似ており、中でもLDP1Fは色もお米にそっくりなユニークさを持っています。
先に発売しているドロップビーズと組み合わせたり、ビーズステッチでまとめて使ったりしたときに生まれるユニークなシルエットを楽しんでみてください。新たな発見があるロングドロップビーズをぜひ多くの方に体験してもらえたら幸いです。
最初に目にしたのがクリスタルカラーだったからか、すぐに連想したのが雨・雫・涙、何かしら水にちなんだもので、スーっと窓をつたう雨粒のようでもあり、今にも下に落ちそうな少し儚げな印象のビーズだった。
その後メタリックやつや消しなどのカラーを見ていくうちに様々な作品のイメージが湧いてくる。コロンと丸みのあるドロップビーズに対して細身でスラリと伸びるスタイリッシュなロングドロップビーズの魅力をどう形にしていこうか。ゆらゆら揺らしてみたり、飛び出させてみるのも面白そう。
雫型なのでもちろん自然に垂れ下がる。上部が少し細くなっているので特小ビーズや丸小ビーズを間に入れていくと安定してくる。
編んでいる途中にピコットの下部分に入れてみるのも効果的。
4mmのリングに1粒、2粒通してみる。ぶら下がり部分やつなぎ部分にも使えそう。
5mmのリングになると3粒通せた。リングの大きさや数でいろんなアレンジが楽しめそう。
6粒通して輪にするとかわいいお花に。パステルカラーなどで人気の小花モチーフをたくさん作ってブーケのようなアクセサリーも素敵。
30粒を編んでビーズボールに。飛び出したロングドロップビーズがしっかり主張していい感じ。たんぽぽやシロツメクサみたい。色を変えるとまた違った表情を見せてくれそう。
ターコイズのネックレス&ブレスレット
高級感のあるメタリックの茶系とターコイズは人気の組み合わせ。丸特小ビーズと二連にすることでロングドロップビーズの存在感がよりUPします。ネックレスのクラスプは前後どちらにしてもOK。
ゆらゆら揺れるフリンジネックレス
アイピンに竹ビーズとトライアングルビーズを通し丸めたら、つなぎ部分にリングでロングドロップビーズをプラス。スリムな竹ビーズの枝にプクプクと実がなっているかのよう。メタリックとつや消しのカラーがそれぞれを引き立ててくれます。
手巻きビーズのクリスタルドロップネックレス
エレガントな手巻きビーズとカジュアルなメタルパーツの組み合わせを中和させてくれるクリスタルとシルバーのロングドロップビーズ。リングでチェーンにぶら下げるだけの簡単テクニックでこんなに華やかに。部分使いに効果的なテクニックのひとつです。
白いお花のブローチ
6粒を輪にしてお花の形に。もうひとつかわいい小さな白いお花を乗せ、シャワー金具にバランスよく留めつけたら、まるで小花がたくさん集まったブーケのような清楚で可憐なブローチの出来上がり。
雨色のリース型ブローチ
優しいオフホワイトとクールなシルバーをふわりと包むように囲んだロングドロップビーズ。6つのお花を集めてリース型にすると程よいボリュームが出て、ブローチやペンダントトップにも使えます。
テグスを40cm×3本に切り、ロングドロップビーズ(LDP271、LDP2135F)・丸小ビーズ・ラッカーパールで図のように花編みをし、花モチーフAを3コ作ります(★=編み始め、テグスの中心)。
同様に、テグスを40cm×3本に切り、ロングドロップビーズ(LDP2135F)・丸小ビーズ・DRメッキパーツ・ラッカーパールで花モチーフBを3コ作ります。
テグスを60cmに切り、図のように花モチーフA・Bの裏側のラッカーパールを拾いながら、丸小ビーズ・ラッカーパールを通し編み、リース型につなぎます(★=編み始め、テグスの中心)。
コットンパールのピアス
30コのビーズボールを作る途中、半球のところでとめてみる。あちこちに飛び出したロングドロップビーズがなんだかとっても愛らしく見えてきます。コットンパールと合わせてナチュラルなイメージのピアスに。
テグスを30cmに切り、ロングドロップビーズ(LDP4202F)を図のように編む(★=編み始め、テグスの中心)。
アイピンの輪にロングドロップビーズ(LDP4202F)を1粒通しつけ、図のようにコットンパールと一緒に通してピン曲げをする。
ビーズボールのスティックピン
ロングドロップビーズのビーズボールは大きく作れば主役に、小さく作れば脇役に、いろんなパターンのビーズボールが楽しめそう。シックなつや消しにはデカールビーズを合わせてオリエンタルな雰囲気のスティックタイプのブローチはいかがでしょうか。
ブラックカラーのネッティングネックレス
丸特小ビーズ・丸小ビーズ・丸大ビーズの3サイズで作るネッティングの端に全てロングドロップビーズを配置。スリムなフォルムなので重たくなく、首元をスッキリと見せてくれますね。オールブラックカラーでちょっと優雅な気分に。
ガーベラの刺繍
メタリックやマットなカラーを使ってアンティーク調のお花を刺繍。密に刺すと自然と立体的に少し立ち上がる。ブローチやバレッタに仕立ててみるのもオススメ。
オンラインショップでは、2種類のパッケージからお選びください。
ビーズファクトリー福山店では、10g単位の量り売りです。
注意事項:多少の個体差がございます。予めご了承ください。
正直な話をここでさせていただくと、ロングドロップビーズを初めて見た時に思ったのは、”シュッとしたドロップビーズが出たんだ”です。
一般的に”シュッとした”という表現はなかなか伝わりにくいので、”細身”、”スタイリッシュ”としたけれど、本当はこうだった。学生時代を関西で過ごした私にはこっちの方がしっくりいく表現だったのです。
さてさて地元の備後弁ではあてはまる言葉があるのだろうか…
あったとしてももっと伝わらないんだろうな…(遠藤)
「ロングドロップビーズ」
その名の通り、長いドロップビーズ。
発売当初は「ただドロップビーズを伸ばしただけの、変な形のビーズ」だな、と思っていた。
そんなロングドロップビーズで
フラワーモチーフやビーズボールを作るとあら不思議。
他のビーズでは出せない高級感が漂う。
ぷっくりとした形は花びらにはもってこい。
気付けば、フラワーモチーフには欠かせない存在。
今、私の中では一番おすすめのシードビーズかも!(MIYUKI先生)
シードビーズプレス
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