デリカビーズ織り『目数表』の使い方

デリカビーズ織り『目数表』の使い方

ビーズ織りの基本〜目数表について〜

ビーズ織りの目数表といえば、数字や記号がマス目上にならんでおり、だいたいがビーズの一覧とセットになっています。一見すると何の模様も解らないマス目上の表ですが、一度に通すビーズの種類と数がひとめで解る優れものなんです。
ドット絵のような『図案』だけだと、ひとめビーズの数が分かり難いこともありますが、『目数表』を見れば、一度に通すビーズの数がすぐに解ります。
『目数表』があると、いちいち数える必要がないんです。大きな作品には欠かせないレシピの一部です。

世界中に様々な目数表がありますが、記号や配色や順番が違えど、基本の使い方はどれも同じです。覚えてしまえば簡単ですので、ぜひ目数表を見ながらのビーズ織りを楽しんで下さいね。

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ビーズ織りの『目数表』ってこんなの

”デリカビーズ織り”の作り方説明書の一つに『目数表』があります。
記号やアルファベットと数字を用いて、簡単に織り進められるよう工夫された、ビーズ織り独自の表です。 『目数表』<右図>の左端は段数を表し、その右隣のマス内に記載されたビーズの種類と個数を通して1段目を織るという意味になります。

また、『目数表』には様々な表示形式が存在します。
下記の『目数表』は、マス内で数字とアルファベットが横並びになっていますが、縦並びになっている上図と意味は同じです。 また、段数を数える左端の数字が、"先頭から"と"末尾から"と両方記載されています。デザインの「上から出来上がる」か「下から出来上がる」か、自分が作業がしやすいと思う順番で始めると良いでしょう。

『目数表』の使い方

※画像はクリックで拡大します。

デリカビーズ織り「目数表」の見方
左端の列は、段数をカウントしている数字です。
何段目まで織ったかの目安に使えます。
目数表の左上のマスを見ます。(青い丸印のか所 )
●21<数字>がデリカビーズの個数。
●A<アルファベット>がデリカビーズの種類。
を表します。

デリカビーズ織り「目数表」の見方
付属の対照表で【A】のデリカビーズの種類を確認します。
この場合は「DB-203」のデリカビーズが割り当てられています。
1段目1マス目の意味は…「DB-203」を21コ。
という意味になります。
DB-203を21コ。ビーズ針に通し、1段目を織ります。
織り方はこちらのページ

デリカビーズ織り「目数表」の見方
次に表の2段目を順番に見て、ビーズの種類と個数を確認します。
この場合は
7C… DBC-34 を7コ。
3A… DB-203 を3コ。
1C… DBC-34 を1コ。
3A… DB-203 を3コ。
7C… DBC-34 を7コ
の順番でビーズ針に通し2段目を織ります。

デリカビーズ織り「目数表」の見方
次に表の3段目を順番に見て、ビーズの種類と個数を確認します。
この場合は
1C… DBC-34 を1コ。
1A… DB-203 を1コ。
1C… DBC-34 を1コ。
5A… DB-203 を5コ。
5B… DB-601 を5コ。
5A… DB-203 を5コ。
1C… DBC-34 を1コ。
1A… DB-203 を1コ。
1C… DBC-34 を1コ。
の順番でビーズ針に通し3段目を織ります。

デリカビーズ織り「目数表」の見方
4段目以降も同様に、1段ずつ該当のデリカビーズを
数字の数だけ通し、最後の段まで織ります。※途中で横糸が足りなくなった場合は、
「はた結び」で新しい糸を足してつなぎます。
余分な糸は結び目から約5mm残して切ります。
はた結びはこちら
大きな作品は何度も糸を足していくことになります。

「減目」や「増目」のある『目数表』の使い方

減目や増目のある場合は、独特のマークが付いています。

『増目』と『減目』がある目数表の使い方
例えば『めで鯛ペンケース』の尾ひれの図案を見てみましょう。
通常ですと、ビーズの種類と数がありますが、数字のみに丸がついています。
これが、目の増減の目印となります。

『増目』と『減目』がある目数表の使い方
1段目を見てみましょう。
4目分のビーズのあとに、○印付きの「42」があります。

『増目』と『減目』がある目数表の使い方
これは、端から4目ビーズを通し、残りの42目はビーズも横糸も通さないことを示します。

『増目』と『減目』がある目数表の使い方
さらに、6段目を見てみましょう。
段の始まりに4目。終わりに5目、丸印がついています。
これは、両脇を指定の目数分ビーズも横糸も通さないことを示します。

『増目』と『減目』がある目数表の使い方
図案の6段目を見てみましょう。左側に4目、右側に5目、空白のセルがあります。
印の粒数はビーズを通さないよう増減しながら織り進めます。
arrowデリカビーズ織り「目の増やし方」
arrowデリカビーズ織り「目の減らし方」

様々なマーク

『増目』と『減目』がある目数表の使い方
たとえば、この目数表は“矢印”が増減の目印です。
『目数表』は、作者や作成したアプリによって、表のマークや目印が異なっています。
『図案』と合わせてみると良いですよ。

目の増減テクニックはこちら

デリカビーズ織り「目の増やし方」

デリカビーズ織り「目の減らし方」

『目数表』によって異なる織り進め方

『目数表』は、作者によって表のマークなど形式が違っていたり、織機に仕上がっていくデザインの方向が違っていたり、様々な種類があります。特に"どちらから"という記載が無いものが多いので、織り始めに「間違えたかも!?」と不安にならないためにも、知っておくと便利です。

デザイン通りに織り進める目数表

デザインを逆さに織り進める目数表

デザイン通りに織り進める目数表

「目数表の一番上の行」が「デザインの一番下」のを表しています。緑の数字順に一番上の行から編み進めると、デザインの下から順番に、織機上に出来上がっていく『目数表』です。

「デリカビーズ織り」は織機を正面に置き手前から向こうへ織り進めますので、この『目数表』の一番上の行から順に織り進めると、 デザインの通り下端からシートが出来上がっていきます。

作業途中であってもってもデザインが逆さまにならず、違和感なく、出来上がっていく模様を眺めながら楽しく織り進められます。

デザインを逆さに織り進める目数表


一方こちらの『目数表』は、「目数表の最初の列」は「デザインの一番上」を表しています。


「デリカビーズ織り」は織機を正面に置き手前から向こうへ織り進めますので、 作業途中に見えるデザインは上下逆さまに見ながら作業を続けます。

織り進める方向が逆であっても織機から外すと同じ物になりますので、なんら支障はございません、

『目数表』の並びと『図案』の並びが同じ方向なので、2つを見比べたときに、混乱しにくいという利点もあります。

※当店の無料レシピにつきましては、2016年以降から小さいシートは『図案』のみで掲載。『目数表』は織り途中が逆さまにならない方式を採用しております。

デリカビーズ織り『目数表』と『図案』

「デリカビーズ織り」の作り方説明書には、『目数表』や『図案』が欠かせません。
書籍やキットには、どちらも掲載してある場合もありますし、いずれかしか入っていない場合があります。
また、レシピの制作者によっては、記号や数字のマークが異なりますので、ご注意下さい。

「デリカビーズ織り」の『目数表』は、1マスを見るだけで、必要なビーズのカラーと個数が解る、「デリカビーズ織り」のために開発された目数表です。

「デリカビーズ織り」が日本で始まった頃は、作品作りには『目数表』のみで事足りていたほど、情報が詰まった資料です。
「タペストリー」や「バッグ」、「額絵」などの大きな物になると、一度に何十粒、何百粒ものたくさんの”デリカビーズ”を数える必要がありますが、一目見て必要な粒数が解るのです。

『図案』は、色や記号がマス目に並び、出来上がりのイメージがつかみやすく、直感的に使うビーズが解りやすい、作り方説明書です。

出来上がるシートに類似した色でマス目が塗りつぶされ、似た色味が区別できるように記号やアルファベットがかかれたものもあります。

最近では、パソコンやスマホでマス目を色塗りして自作のデザインでビーズ織りを楽しまれる方も増えてきました。
『図案』だけで制作する際は、作業中のか所を間違いにくい比較的小さなシートがおすすめです。

『増目』と『減目』がある目数表の使い方
『目数表』も『図案』も、どちらかがあれば「デリカビーズ織り」をすることができ”材料セット”や”レシピ”には、どちらか片方しか無いものや両方あるものなど、作者や作成ソフトによって様式も様々にありますが、おおむね表している事柄は同じです。

サンプルの目数表と図案は 無料レシピ 「バッグアクセサリー・ワイルドストロベリー」を使用しました。初めての方にも作りやすい小さな作品です。

You Tube で覚えるデリカビーズ織り

株式会社MIYUKIが公開しているデリカビーズ織りの動画です。

デリカビーズ織りテクニックMENU

デリカビーズ織りビーズ織り機を使って、まるでドット絵を描くように、デリカビーズでシートを織る。上級者向けのビーズの技法。
織りあがったシートは、アクセサリーはもちろん、ビーズバッグやインテリアに仕立てられます。 形の整ったデリカビーズを使用します。

デリカビーズ織りを始める前に

デリカビーズ織りとは

デリカビーズ織りが初めての方へ

小さなシート作りのタテ糸テクニック

手のひらサイズの作品作りに適したタテ糸のテクニックです。織機の大きさ(長さ)に収まる小さなシート作りには、1本の糸で、コンパクトにタテ糸を張ります。

止め棒を使ったタテ糸の張り方

止め棒を使って張ったタテ糸の引き方と始末

大きなシート作りのタテ糸テクニック

織機より大きな作品作りに適したタテ糸のテクニックです。織機の大きさ(長さ)より大きなシート作る際には、切り分けた糸で長いタテ糸を張ります。

ストッパーを使ったタテ糸の張り方

ストッパーを使って張ったタテ糸の始末

ビーズの織り方(基本)

1本針の織り方

目数表の見方

ビーズの織り方(応用)

目の減らし方

目の増やし方

「減目」や「増目」のある目数表の見方

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シートの綴じ合わせ方

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